2016年6月5日日曜日

これからの建築と環境のつながりを考えるひととき

おはようございます!
田都会の建築家、アトリエハレトケの長崎です。
あいにくの雨天ですが、涼しくて過ごしやすいですね。
日本の梅雨はジメジメと過ごしにくい意識が強いですが、
そんな時こそ前向きに、その時ならではの時間の過ごし方を楽しみたいものです。

さて、去る6月3日、私は南青山の一角に居りました。
第四回オーダーキッチングランプリ2016にて、私が設計した「白馬の大屋根」が、「環境デザイン賞」を受賞し、ミーレセンター表参道にて開催された授賞式に参加する機会を頂いたのです。
こちらが会場の写真。

 
さすが表参道。オシャレですね~!
アトリエと現場と大学を往復する毎日を送る私にとって、このような華やかな場に参列する機会はなかなかあるものではありません。
軽い緊張感と共に、他の受賞建築家や審査員の皆様と、とても楽しいひとときを過ごす事が出来ました。

さて、「環境デザイン賞」を頂いた私の作品「白馬の大屋根」はこちら。
 
 
森を切り開いてて建てる山小屋。
伐採した樹木をすべて建物に活かしました。
杉は製材して大黒柱や外壁に。
コナラなどの広葉樹は乾燥させて薪に使用しています。
ここに生えていた樹木は一本たりとも無駄にしていません。
 
 
豪雪の寒冷地に建つ山小屋ですが、しっかりと断熱性能を確保しているので、ガラス張り&大きな吹抜であっても、冬の寒さを感じることなく、薪ストーブひとつで、ひと晩中、快適に過ごすことができます。
今回の受賞で、建築は、完成した空間デザインの良さだけでなく、それを生み出すまでのプロセスの社会的意義を評価される時代にシフトして来ていることを実感できました。

私たちアトリエハレトケにとっては、設立当初から当たり前に取り組んで来たことですが、それが今の時代に、このような形で皆様にご評価いただけて、本当に嬉しかったです。
クライアントご家族、共に現場をご一緒した工務店、大工さんを始めとする職方の皆様に心から感謝したいと思います。

来年はグランプリを目指して頑張ります!

というわけで、
第四回オーダーキッチングランプリ2016の詳細は、
http://linea-talara.com/grand-prix-2016-passing/
グランプリ作品を含めて、こちらや、
今週発売予定のモダンリビング誌(No.227)の巻末に掲載されています。
皆様、ウェブで書店で、是非ご覧くださいませ!

長崎辰哉(アトリエハレトケ)

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